英語が難しい
大学院入試では、ところによると思いますが、英語が必須です。
入学後もゼミでは英語の論文も普通に扱います。
まだ扱ったのは3本程度ですが、その中で感じたこと・やったことを書いてみます。
ちなみに私自身は学校以外で英語を学んだことはなく、英会話はほぼできません。
高校・大学時代は、一応英語を得意科目としていました。
入試で求められた英語
私が受けた大学院の入試では、1ページほどの英文の全訳が一問と、2ページほどの英文の要約が一問でした。
分量は年によって差があり、要約で求められる分量も年によって違います。
どちらもかなりボリュームがありますが、制限時間が3時間で紙の辞書も持ち込み可能なので、なんとかなります。
ゼミで求められる分量が多い
実際に授業で扱うとなると、分量が多くて大変です。
10ページほどの論文は分割して2週間で扱いましたが、それでもかなり時間がかかりました。
他にも60ページほどあるものも扱い、多すぎて結局全て読むことはできませんでした。
入試ではその場だけがんばればいいのですが、ゼミの予習は日々のことなので、かなりキツいです。
訳すだけでは不十分
ゼミで扱うといことは、訳して読むだけでは足りません。
中身を理解し、議論しなければなりません。
それが書かれた背景、国や文化の違いを理解する。
いまこの論文がなぜ取り上げられているのか、何を考えるべきなのか。
そこまで英語で踏み込むのは、結構大変でした。
対策その1:目次や最初の文だけ読んでいく
よく聞く英語読解法だと思いますが、まず目次や見出しだけを読んでいって、論文の枠組みを理解します。
そして各段落の最初の一文だけを読んで、その段落が何を言いたいのか理解します。
英語は書き方のルールとして、段落の最初の一文が言いたいことを表すようになっているようなので、それを利用します。
より詳しく知りたいと思ったところだけを掘り下げて読んでいきます。
このテクニックは、自分はまだ使いこなせてはおらず、今後使っていきたいと考えています。
対策その2:翻訳サービスを使ってしまう
ある先生に教えていただいたのですが、Web翻訳サービスでDeep L といものがあります。
英語の文章を入れると、それなりの精度で日本語に訳してくれます。
この期間はオンライン授業だったこともあり、論文がPDFで配られているので、そのままコピペすればOKです。
これで大意をとって、日本語がおかしいところや意味が分からないところは原文をチェックする、というようにしていました。
私は何度か使いましたが、正直コピペだけでも結構手間で、かなり時間をとられてしまいました。
またコピペに夢中になっていると、内容が頭に入ってこないため、もう一度読み直しという事態にも陥りました。
以上、ゼミで英語論文を扱うにあたって大変だったこと・自分がとっている対策を書きました。
インターネットで得られる情報のうち、英語のものは日本語の10倍ほどあるとも言われています。
研究していく上で英語の読解は必須だと思いますし、できるだけ早く読めるといいんだろうと思います。
これからも努力していきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。